経営方針(何を捨てるのか。)
経営方針は、よく羅針盤に例えられれる。
インドを目指したコロンブスが、アメリカ大陸に到着した。
これは、方針は間違っていたものの、進んだことで、間違っていることがわかったいい例。
間違えを気づけば、舵を切り直すことも、新たなゴールが見えてくることもある。
アンゾフの事業拡大マトリックスがあります。その中で、来期は新規市場の開拓を選び、新規顧客数を目標値に設定するならいいのですが…。
新規市場拡大と新規事業の創出と市場浸透と新商品開発と効率化、コンプライアンスの徹底が方針だ。
となると、だから?
となります。
とにかく今年は顧客を増やせ。
1件当たりの売上があがっても、多少赤字の取引先があってもかまわない。
こうなれば、目標は新規顧客数。
明確な方針です。
ここは、新規でとっても売上は伸びなそうだといった場合、効率、利益を考えればとらない。新規顧客、売上を考えればとる。
どちらか新人営業マンが悩むということは、方針がないということです。
例えば、コロンブスが東にも西にも南にも北にも舵をとったら?
で?どこ行くの?となります。
方針を世界征服とすれば、Aチームは東に…となり、征服した大陸の数が目標になります。
方針、目標設定の後、SWOT分析という手もありますが、方針を決める前にも現状分析、課題抽出は必要です。
ところで、中小企業診断士になった場合、税理士、社労士、弁理士などダブルで資格をとるのも有利ではあります。
また、人脈を広げ、苦手分野はその道の専門家に任せるという手もあります。
私は、資格は、中小企業診断士のみで、基本的に、定型的な部分は提携して、全て人に任せたいと思っています。
私より、きっちり仕事をして信頼できるレポートを作成できる人はたくさんいますから。
中小企業診断士試験は、強みの企業経営理論と財務・会計で点数をとり、弱みの法務、情報は40点以上とれればと思っていましたが、ちょっと違うようでした。
自己分析があまいのか……。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。